02 中古か新築か。

 
そんな中、夫が近所によさそうな中古住宅があると言い出しました。「え?この前まで住宅ローンは重荷だからいやだ」って言ってませんでしたっけ?という状況だったのですが、夫と長男がオープンハウスの見学に行きました。

その時に、不動産会社の人に、大体の借り入れ可能額のようなものを教えてもらい、その中古住宅には縁がなかったのですが、住宅購入に向けた第2ステップに入った、という感じになりました。

+++住宅資金について+++
住宅ローンの借入額 一 般的には、返済額が、年収の20%になる額が、借入限度と言われています。これは住宅金融公庫の考え方で、民間金融機関等では、年収の額により、借入上限 割合に差をつけているところが多いようです。たとえば、年収150万以下の場合は年収の15%まで。年収400万円以上であれば35%まで、などという感 じです。ここでいう年収というのは、税込の収入のことです。

返済額、ということですから、借入限度額も金利%とか、返済期間等に左右されるわけです。現在は、色々なHPでローンのシュミレーションがあり、すぐに、 いくら借りたら月返済がいくら、といった試算ができます。我が家もかなり活用しました。
自己資金 自己資金は、購入金額等必要必要費用の20%以上あるとよいといわれています。これは、各種住宅ローンにおいて、購入費用の80%を上限として貸し付けることが大きな理由になっています。

我が家の場合、頭金は20%に達していなかったと思いますが、職場から借り入れたお金が自己資金にような扱いになっていたような。こういった方法で、全額 借金で賄うということも不可能ではないと思われますが、住宅ローン自体もめいっぱい借りてしまっていると、返すのは大変です。

 
住んでいたのがいわゆるニュータウン地区でしたので、毎週中古住宅情報がポスティングされ、一戸建てを中心にチラシを眺めては、オープンハウスを見に行くようになりました。

 しかし、うちの家族構成(私の母と同居、夫の両親が時々遊びに来るという状況)にちょうどよい家がない。「これだ!」と家族が思える家には出会えず、次 に気になりだしたのは、固定の間取りや設備をパッケージのような形にして、安価で建築を行う住宅メーカーでした。

 こういったところは、建築士などとの打ち合わせがないことや、大量に同一設備を使用することで、人件費・材料費のコストを下げているものと思われるので すが、本当に価格が安く、かなりの魅力でした。間取りも、建売住宅よりバラエティーに富んでいました。

実際、そういったメーカーのモデルハウスも見に行きましたが、構造など基本的な部分ではなく、食器洗浄器とかお風呂にテレビとか、そういうところを前面に アピールしている感じが、どうもしっくりとこない。間取りも、細かいところがニーズとずれる。ほどほどにいいんだけれど、「これだ!」という感じがな い・・・。

 この頃から夫婦で考え始めたのは、家にどれくらいのこだわりを持つか、ということでした。そーんなに無理をせず、ほどほどに満足できる家にするのもひと つ。逆に、費用的にはぎりぎりのところまでがんばってみて、その範囲で建てられる大満足の家にするのもひとつ(でも、この選択であれば、家族で海外旅行な んて10年に一度あるかどうか・・・)。

 色々な家の構造について調べたり、メーカーについて調べたりしていくうちに、毎日暮らす家は、大満足の家にしたい、一生暮らせるような良い家を建てたいと思うようになり始めていました。

 建売住宅も、固定間取りプラン専門住宅メーカーも、我が家が典型的核家族であれば、かなり考慮の範囲になったと思います。特に建売住宅というのは、多数派世帯のニーズに合わせて作ってあるなあと実感しました。
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