『グアテマラの弟』 片桐 はいり 著


久しぶりに、本を読んで大爆笑しました。

これほど笑ったのって、さくらももこさんの本を初めて読んだとき以来のような気がします。

それほど、おもしろかったです。


はいりさんの弟さんは、グアテマラに居住しているそうで。

思春期の頃からしばらく、姉弟は、口も聞かない関係だったそうなのですが(すごく険悪というわけではなく、それぞれの生活や人間関係で忙しく)、しかし、ある時、グアテマラに住んでいる弟さんを訪ねよう!ということになります。

そこからの、日本との交流や、再訪記が、このエッセイのメインです。


再訪記の様々な出来事が、本当におもしろくて、かつ、心温まるエピソードも、国際結婚や嫁姑関係ににまつわる、ほろにがいエピソードも、ところどころに、ちりばめられています。

片桐はいりさんの物の見方がユニークで、また、文章が分かりやすいので、はいりさんを初めとする登場人物の皆さんが、映画のように目の前に浮かんでくる感じです。

はいりさんの他の本も読もう!と思いました。


2012/10

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